Feb
12th
Fri
12th
きっと誰にでも、胸につかえている記憶があって、それはいつまでも人を苦しめつづける。だからこそいつか、心の奥にあるいまわしい記憶は、信頼できる誰かへ向かって、あらためて語られなくてはならない。誰かへ向かって語ることでしか、われわれは回復できないからだ。それゆえに、少女がそうしたように、「問うこと」には力がある。この映画は、そのような真摯な問いについて、また、相手へ向かって跳躍するエネルギーについて、描いているのだとおもう。そして、他人にかかわるということは、心の傷に触れることをためらわず、問うべきなにかについて、それを話してほしいと伝えることなのかも知れないと、わたしは考える。